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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻13号

1999年12月発行

文献概要

トピックス

COX-2と胃潰瘍

著者: 小島利周1 佐藤貴一1 菅野健太郎1

所属機関: 1自治医科大学消化器内科

ページ範囲:P.1544 - P.1547

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はじめに
 WarrenとMarshallにより1983年に発見された胃内のグラム陰性桿菌Helicobacter pylori(H. pylori)は,上部消化器疾患についての概念に変革をもたらし,潰瘍は感染症として認識されるようになってきた.一方,非ステロイド系抗炎症薬(nonsteroidal anti-inflammatory drugs;NSAIDs)は,これまでのさまざまな検討より,プロスタグランジン(prostaglandin;PG)合成酵素であるシクロオキシゲナーゼ(cyclooxygenase;COX)を抑制することにより胃潰瘍を惹起させることが明らかになっている.
 今回は,COXについて概説し,胃におけるCOX-2の意義について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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