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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻2号

1999年02月発行

文献概要

技術講座 生化学

高カルシウム血症とその検査

著者: 山上啓子1 稲葉雅章1

所属機関: 1大阪市立大学医学部第2内科

ページ範囲:P.127 - P.134

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新しい知見
 高カルシウム(Ca)血症の診断と治療において,血漿Ca濃度に加え,骨代謝に関連するホルモンや骨代謝マーカーの測定は大きな意味を持つ.1991年に副甲状腺ホルモン(PTH)受容体がクローニングされ,Ca受容体(CaR)は1993年にクローニングされている.CaRは細胞外Ca濃度を感知し,細胞内にその情報を伝達するが,副甲状腺だけではなく,甲状腺C細胞や腎組織にも発現している.家族性低Ca尿症高Ca血症(FHH)はCaRの感受性低下により発症することが明らかにされた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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