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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻3号

1999年03月発行

文献概要

トピックス

尿中微量アルブミンとクレアチニンを同時に測定する試験紙法

著者: 木庭敏和1 中村玲子1 伊藤機一2

所属機関: 1東海大学医学部付属病院中央臨床検査センター 2神奈川県立衛生短期大学

ページ範囲:P.262 - P.264

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■微量アルブミンとは
 試験紙法など通常の尿蛋白定性検査では検出できない(15mg/dl以下)が,健常人よりも多量のアルブミンが尿中に出現する状態を微量アルブミン尿(microalbuminuria)という.微量アルブミンを測定する主な意義は,糖尿病性腎障害の早期診断とその進展予知である.
 微量アルブミンの簡易測定法1)には,ラテックス凝集阻止法,金標識コロイド免疫測定法,蛋白誤差反応に基づく方法などが各社から発売されている.しかし,これら従来の簡易法では,微量アルブミン単独の測定はできるが,クレアチニンを同時測定し,この検査として重要なアルブミン指数を求めることはできなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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