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電極によるヘパリンの測定
著者: 田島裕1
所属機関: 1佐賀医科大学附属病院検査部
ページ範囲:P.479 - P.482
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近年,ヘパリンなどのポリアニオンに応答する電極が開発され,応用面での関心が寄せられている1〜6).この電極は,血中のヘパリン濃度を簡便に測定するために考案されたものであり,発生した電圧からヘパリン濃度を直接求めることができるが,硫酸プロタミンと中和滴定する形で,その濃度を測ってもよい6).従来までは,ヘパリンの濃度(力価)は血液凝固を介した方法で測定するのが一般的であったが,本法は原理的に大変興味深いので,以下に簡単に紹介する.
近年,ヘパリンなどのポリアニオンに応答する電極が開発され,応用面での関心が寄せられている1〜6).この電極は,血中のヘパリン濃度を簡便に測定するために考案されたものであり,発生した電圧からヘパリン濃度を直接求めることができるが,硫酸プロタミンと中和滴定する形で,その濃度を測ってもよい6).従来までは,ヘパリンの濃度(力価)は血液凝固を介した方法で測定するのが一般的であったが,本法は原理的に大変興味深いので,以下に簡単に紹介する.
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