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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻6号

1999年06月発行

文献概要

技術講座 病理

穿刺吸引細胞診による乳腺乳頭状病変の鑑別診断

著者: 石原明徳1 上森昭2 北村隆司3

所属機関: 1松阪中央総合病院臨床病理診療部 2松阪中央総合病院検査科 3昭和大学藤が丘病院病院病理科

ページ範囲:P.533 - P.542

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新しい知見
 乳腺穿刺吸引細胞診は,乳癌の増加に伴い,近年,急速に普及している検査法である.従来の細胞の読みが中心であった診断方法に加え,細胞出現パターンの解析や免疫組織化学的技法を駆使し,積極的に組織型を推定することによって診断精度が向上し,より詳しい検査情報を臨床に提供できるようになった.
 乳腺疾患の組織診断において鑑別診断が難しいものの1つに乳頭状病変がある.細胞診でも鑑別診断が難しく,過小評価や過大評価になりやすい領域である.しかし,今日では細胞学的知見が蓄積され,精度の高い診断法が確立されつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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