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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻6号

1999年06月発行

文献概要

技術講座 一般

日常検査で行う糞便中の寄生虫検査

著者: 宮原道明1

所属機関: 1九州大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.543 - P.548

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新しい知見
 糞便内の寄生虫卵検査法は,大きく直接塗抹法と集卵法に分けられるが,検査精度を高めるためには,遠心沈殿法,なかでも各種虫卵を効率よく検出できるTween80・クエン酸緩衝液法を実施することが望ましい.糞便中には虫卵のみならず,幼虫や成虫を見いだすこともある.幼虫としては,糞線虫の幼虫が重要であり,寒天平板培養法の検出率が最もよいとされている.成虫としては,回虫虫体や広節裂頭条虫および無鉤条虫の片節を見ることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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