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3D超音波の原理
著者: 望月剛1
所属機関: 1アロカ(株)研究所
ページ範囲:P.569 - P.572
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医用画像診断において,3次元(3dimension;3D)表示はもはやものめずらしい表示法ではなくなったといっても過言ではない.おそらく読者の方々で医学関係の学会誌や雑誌で生体臓器の3D画像を一度も見たことのない方はむしろ少数であると思われる.これはコンピュータ技術の急速な進歩によるところが大きい.また,画像構築のアルゴリズムにも革新的な研究がなされ,生体臓器を短時間に,よりリアルに表示することが可能となっている1〜3).現在,図1のような3D表示が可能な超音波診断装置がすでに発売されている.しかし,そのような技術がわれわれの身近になればなるほど,それらの画像の持つ特徴を正しく理解し,臨床面でのそれらの有用性を明確にすることが極めて重要である.
そこで,本稿ではまず3D表示の原理を,特に超音波を用いた3D画像構築法について述べる.これは超音波エコーデータを用いるために,X線CTなどの放射線画像データの場合と異なる画像構築法がなされているからである.次に臨床応用の現状を紹介し,筆者の独断と偏見によるところが多いが,3D表示の有用性について触れる.
医用画像診断において,3次元(3dimension;3D)表示はもはやものめずらしい表示法ではなくなったといっても過言ではない.おそらく読者の方々で医学関係の学会誌や雑誌で生体臓器の3D画像を一度も見たことのない方はむしろ少数であると思われる.これはコンピュータ技術の急速な進歩によるところが大きい.また,画像構築のアルゴリズムにも革新的な研究がなされ,生体臓器を短時間に,よりリアルに表示することが可能となっている1〜3).現在,図1のような3D表示が可能な超音波診断装置がすでに発売されている.しかし,そのような技術がわれわれの身近になればなるほど,それらの画像の持つ特徴を正しく理解し,臨床面でのそれらの有用性を明確にすることが極めて重要である.
そこで,本稿ではまず3D表示の原理を,特に超音波を用いた3D画像構築法について述べる.これは超音波エコーデータを用いるために,X線CTなどの放射線画像データの場合と異なる画像構築法がなされているからである.次に臨床応用の現状を紹介し,筆者の独断と偏見によるところが多いが,3D表示の有用性について触れる.
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