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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻7号

1999年06月発行

文献概要

増刊号 緊急検査実践マニュアル 各論 2.血液検査

1)血球計数検査 a)赤血球数,ヘモグロビン量,赤血球恒数 臨床編

著者: 渡辺清明1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部

ページ範囲:P.765 - P.767

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検査の目的
 通常,赤血球検査といえば,赤血球数,ヘモグロビン量,ヘマトクリット値,平均赤血球容積(mean corpuscular volume;MCV),平均赤血球ヘモグロビン量(mean corpuscular hemoglobin;MCH),平均赤血球ヘモグロビン濃度(mean corpuscular hemoglobin concentration;MCHC)が挙げられる.しかし,このうち特に重要なのはヘモグロビン量とMCVである.救急患者で赤血球系の検査をするのは一般的であり,極端にいえばどんな患者でも赤血球系の検査をすることが多い.
 検査の目的としては貧血の有無をみるのが一番である.特に外傷による出血や胃潰瘍などによる消化管出血などの急性出血時には大事な検査となる.急性の大量出血の際はショックになり,輸血の適応となるが,その際の貧血の程度を知るうえでも重要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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