文献詳細
増刊号 緊急検査実践マニュアル
各論 2.血液検査
文献概要
検査の意義と目的
フィブリノゲンは血栓を形成するフィブリンの前駆体であり,止血機構において最後の重要な要素である.その測定は生体の止血機能,創傷治癒機能などを評価するために必要である.フィブリノゲンの量的,質的異常は,フィブリン形成の初速度を利用する通常のスクリーニング検査であるプロトロンビン時間(prothrombin time;PT)や活性化部分トロンボプラスチン時間(activatedpartial thromboplastin time;APTT)ではとらえにくく,独立項目として測定する必要がある.
フィブリノゲンは血栓を形成するフィブリンの前駆体であり,止血機構において最後の重要な要素である.その測定は生体の止血機能,創傷治癒機能などを評価するために必要である.フィブリノゲンの量的,質的異常は,フィブリン形成の初速度を利用する通常のスクリーニング検査であるプロトロンビン時間(prothrombin time;PT)や活性化部分トロンボプラスチン時間(activatedpartial thromboplastin time;APTT)ではとらえにくく,独立項目として測定する必要がある.
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