文献詳細
文献概要
増刊号 緊急検査実践マニュアル 各論 2.血液検査
3)血液凝固検査 e)FDP 技術編
著者: 島津千里1
所属機関: 1帝京大学医学部附属病院中央検査部
ページ範囲:P.806 - P.808
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線溶系の亢進に伴い,フィブリノゲンあるいはフィブリンが線溶活性化因子のプラスミンの作用によって切断され,1分子のフィブリノゲンからはX分画,Y分画を経て最終的に1分子のE分画と2分子のD分画が生成される.フィブリノゲン/フィブリン分解産物(fibrinogen/fibrin degradation products;FDP)は,この過程で生成される分解程度の異なる各種分解産物の総称である.FDPの測定は免疫学的測定法が中心であり,抗フィブリノゲンポリクローナル抗体を使用して総FDPを測定する方法や,FDP-E分画と特異的に反応するモノクローナル抗体を使用したFDP-Eなどが用いられる.
線溶系の亢進に伴い,フィブリノゲンあるいはフィブリンが線溶活性化因子のプラスミンの作用によって切断され,1分子のフィブリノゲンからはX分画,Y分画を経て最終的に1分子のE分画と2分子のD分画が生成される.フィブリノゲン/フィブリン分解産物(fibrinogen/fibrin degradation products;FDP)は,この過程で生成される分解程度の異なる各種分解産物の総称である.FDPの測定は免疫学的測定法が中心であり,抗フィブリノゲンポリクローナル抗体を使用して総FDPを測定する方法や,FDP-E分画と特異的に反応するモノクローナル抗体を使用したFDP-Eなどが用いられる.
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