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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻7号

1999年06月発行

文献概要

増刊号 緊急検査実践マニュアル 各論 3.免疫血清検査

1)抗グロブリン試験(クームス試験) 臨床編

著者: 雨宮洋一1

所属機関: 1自治医科大学輸血部

ページ範囲:P.822 - P.823

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検査の意義と目的
 抗グロブリン(antiglobulin)試験は,IgGなどの免疫グロブリンや補体成分が赤血球の表面上に結合しているにもかかわらず,凝集像として観察されない状況下で,添加した抗グロブリンの架橋によって赤血球の凝集を生じさせて,隠れた不完全抗体の存在を証明する方法である.すなわち,本法は赤血球に結合している抗体や補体の存在や,血清中に遊離している抗体の検出を可能にする.本法の開発者の名前から,抗グロブリン試験はクームス(Coombs)試験とも呼ばれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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