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増刊号 緊急検査実践マニュアル 各論 5.微生物(感染症)検査
1)塗抹検査 a)グラム染色 臨床編
著者: 島川宏一1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部
ページ範囲:P.855 - P.859
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化膿性髄膜炎,急性腸炎,肺炎,敗血症,腎盂腎炎など,さまざまな感染症を疑う患者において,髄液や糞便,喀痰,血液,尿など,種々の材料を直接塗抹後,グラム染色することにより感染症起因菌の有無や炎症所見などを調べることが目的である.また,術者の熟練度によっては,菌種の推定までをも行える方法であり,光学顕微鏡があればどこでも実施可能で,緊急微生物検査として最も安価で簡単な手技でありながら,臨床的有用性の高い検査法でもある.
化膿性髄膜炎,急性腸炎,肺炎,敗血症,腎盂腎炎など,さまざまな感染症を疑う患者において,髄液や糞便,喀痰,血液,尿など,種々の材料を直接塗抹後,グラム染色することにより感染症起因菌の有無や炎症所見などを調べることが目的である.また,術者の熟練度によっては,菌種の推定までをも行える方法であり,光学顕微鏡があればどこでも実施可能で,緊急微生物検査として最も安価で簡単な手技でありながら,臨床的有用性の高い検査法でもある.
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