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ほっとコーナー
緊急検査のスピードアップを目ざして
著者: 矢沢正隆1
所属機関: 1竹田綜合病院臨床検査科・システム担当
ページ範囲:P.867 - P.867
文献購入ページに移動 当院は福島県会津若松市にあり,診療科目25科,病床数1,209床,外来患者数1日平均2,428人,入院患者数1,016人で,県総面積の2/3を占める全会津の中核医療施設として重要な役割を担っている.当検査科の緊急検査は24時間体制をとり,夜間は2名の技師,日・祭日は3名の技師,日勤帯では助手1名,技師2名が担当し,専用の依頼用紙を使用し,受付から報告まで一括処理をしてきた.しかし,平成9年9月より三菱化学ビーシーエルと共同運営方式(FMS方式)を採用することとなり,人員の有効利用,省力化から,日・祭日および夜間の体制は従来どおりだが,日勤帯においては緊急検査のための担当者を配置せず,ルーチン検査の中で実施することとなった.従来の一括処理から分散処理へ変更するに当たり,結果報告の遅れなど,種々の問題点について検討を行った.
新検査体制では検体検査部門の統一(ワンフロア化)や検査室のスペース内に中央採血所(採尿室も含む)を設け,検体の運搬を省略化し,さらに検査支援システム「MY-LIFE III」を導入し,依頼書,報告書の統合,受付の一本化,データの一元化,バーコード処理(バーコードラベルの印字から緊急検体を認別する)を実施することにより緊急検査のスピードアップを計った.結果報告は各外来,病棟に配置されたクライアント,プリンター,FAXへ出力され,従来の電話報告を廃止した.
新検査体制では検体検査部門の統一(ワンフロア化)や検査室のスペース内に中央採血所(採尿室も含む)を設け,検体の運搬を省略化し,さらに検査支援システム「MY-LIFE III」を導入し,依頼書,報告書の統合,受付の一本化,データの一元化,バーコード処理(バーコードラベルの印字から緊急検体を認別する)を実施することにより緊急検査のスピードアップを計った.結果報告は各外来,病棟に配置されたクライアント,プリンター,FAXへ出力され,従来の電話報告を廃止した.
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