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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻7号

1999年06月発行

増刊号 緊急検査実践マニュアル

各論 5.微生物(感染症)検査

2)免疫学的検査 b)真菌感染症 技術編—ファンギテック®Gテスト,セロダイレクト‘栄研’クリプトコックス®

著者: 大林民典1

所属機関: 1自治医科大学附属病院臨床病理部

ページ範囲:P.882 - P.883

文献概要

ファンギテック®Gテスト
 1.原理
 (1→3)-β-D-グルカン(以下β-グルカン)は,ムコールを代表とする接合菌を除くすべての真菌の細胞壁の骨格を形成する多糖類で,深在性真菌症の際に血中に現れる.したがって,血中にβ-グルカンを検出できれば深在性真菌症の傍証となる.このテストはカブトガニの凝固因子の1つであるG因子がごく微量のβ-グルカンによって活性化される性質を利用し,一連の凝固反応の結果生ずる凝固酵素のアミダーゼ活性を指標とする合成基質法である.カイネティック法とエンドポイント法がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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