icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻7号

1999年06月発行

文献概要

増刊号 緊急検査実践マニュアル 各論 5.微生物(感染症)検査

2)免疫学的検査 c)ウイルス感染症 技術編

著者: 中村良子1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院臨床病理科

ページ範囲:P.887 - P.891

文献購入ページに移動
検査法
 ウイルス感染症の検査は病原診断のみならず,過去の感染既往,病態の把握,治療方針の決定,治療の有効性や予後などを患者の臨床症状や疫学情報と併せて判断するうえで重要である.
 ウイルス感染症の検査法には,大きく分けてウイルス抗原検出法,ウイルス抗体検出法,遺伝子検査がある1)(表1).ウイルス抗原検出法には,ウイルスの分離同定検査,免疫学的抗原検出法などがあり,ウイルス分離はウイルス感染症を確定するうえで重要であるが,技術,設備,時間,経費,熟練を要する.遺伝子検査も設備,経費面でまだ汎用化には至らない.一般的には,抗体検出検査と一部のウイルスの免疫学的抗原検出検査が行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?