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増刊号 緊急検査実践マニュアル 各論 5.微生物(感染症)検査
2)免疫学的検査 c)ウイルス感染症 臨床編—[2]HIV
著者: 吉原なみ子1
所属機関: 1国立感染症研究所エイズ研究センター
ページ範囲:P.897 - P.899
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HIV(human immunodeficiency virus,ヒト免疫不全ウイルス)検査の意義と目的は大きく分けて2つある.第1は感染の有無を検査(スクリーニング)することであり,第2は感染者に対してすでにAIDS(acquired immune deficiency syndrome,後天性免疫不全症候群)を発症しているか,まだ未発症かを知ること,および抗AIDS薬の治療効果の判定,感染者・患者の予後の把握である.前者は抗体検査や病原体検査であり,後者はウイルス量測定,抗ウイルス薬に対する薬剤耐性の有無,免疫学的検査および日和見感染に関する診断である.
HIV(human immunodeficiency virus,ヒト免疫不全ウイルス)検査の意義と目的は大きく分けて2つある.第1は感染の有無を検査(スクリーニング)することであり,第2は感染者に対してすでにAIDS(acquired immune deficiency syndrome,後天性免疫不全症候群)を発症しているか,まだ未発症かを知ること,および抗AIDS薬の治療効果の判定,感染者・患者の予後の把握である.前者は抗体検査や病原体検査であり,後者はウイルス量測定,抗ウイルス薬に対する薬剤耐性の有無,免疫学的検査および日和見感染に関する診断である.
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