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増刊号 緊急検査実践マニュアル 各論 5.微生物(感染症)検査
2)免疫学的検査 d)原虫感染症 技術編+臨床編—赤痢アメーバ
著者: 小林正規1 竹内勤1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部熱帯医学・寄生虫学教室
ページ範囲:P.902 - P.905
文献購入ページに移動赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)感染症の免疫学的検査は赤痢アメーバの無菌培養法(Diamond,1968年)が確立されて以降,信頼性の高い検査が可能となった.抗原(赤痢アメーバ無菌培養標準株:HK-9,HM-1:IMSSなどより調製)と患者血清を反応させることで抗赤痢アメーバ抗体を検出しアメーバ症を診断する.また,免疫組織化学的に赤痢アメーバ抗原免疫動物血清を用いて組織病変部(組織簿切標本)から赤痢アメーバを検出し,同定することもできる.
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