文献詳細
文献概要
増刊号 緊急検査実践マニュアル 各論 6.一般検査
3)髄液検査 臨床編
著者: 浅野博1 松尾収二1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部
ページ範囲:P.932 - P.933
文献購入ページに移動検査の目的
X線CTやMRIの出現で,中枢神経系の病変の部位や形態の検索は比較的容易になった.しかし,炎症など病変の性質を知ることは難しく,そのために髄液検査は重要な役割を担っている.
ただし,髄液検査は患者に与える苦痛も大きく,検査の合併症として,頭痛(採取量が多いと生じやすい),脳圧亢進時の髄液採取による脳ヘルニアなどがあり,特に後者は致命的である.これらを踏まえ,適応と禁忌を十分に把握して行う必要がある.
X線CTやMRIの出現で,中枢神経系の病変の部位や形態の検索は比較的容易になった.しかし,炎症など病変の性質を知ることは難しく,そのために髄液検査は重要な役割を担っている.
ただし,髄液検査は患者に与える苦痛も大きく,検査の合併症として,頭痛(採取量が多いと生じやすい),脳圧亢進時の髄液採取による脳ヘルニアなどがあり,特に後者は致命的である.これらを踏まえ,適応と禁忌を十分に把握して行う必要がある.
掲載誌情報