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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻7号

1999年06月発行

文献概要

増刊号 緊急検査実践マニュアル 各論 7.生理検査

1)心電図 臨床編

著者: 桝井良裕1 明石勝也1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学救急医学教室

ページ範囲:P.950 - P.959

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はじめに
 心疾患,特に虚血性心疾患や不整脈を診断する際,最も一般的で,かつ簡便な検査方法の1つが標準12誘導心電図(以下,心電図)の記録である.しかし,最も一般的であるがゆえに,特に運動負荷心電図検査施行中などに急性心筋梗塞や狭心症が出現したり,不整脈の出現が見られることも多く,的確かつ迅速な対応が要求される.この際,常に循環器病に習熟した医師が傍にいるとは限らず,最初の判断は技師が下さなければならないことも往々にしてある.的確で迅速な判断を下すためには,その心電図所見が危険なものであるか否か,危険であるとすれば,その緊急度はどの程度なのかを知っておかなければならない.
 本稿では,異常心電図を虚血性心疾患と不整脈とに分け,それぞれの心電図所見と臨床的意義を中心に説明することとしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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