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尿の検査
著者: 小栗豊子1 三澤成毅1
所属機関: 1順天堂大学附属病院臨床検査部
ページ範囲:P.972 - P.972
文献購入ページに移動 症例 患者は36歳,男性.排尿痛を主訴として泌尿器科外来を受診.急性尿道炎の疑いで,起炎菌検査のため尿が提出され,特に検査すべき菌種としてNeisseriagonorrhoeaeが指示されていた.
材料の外観と塗抹検査:尿は約15ml,淡黄褐色,弱いスリガラス様の混濁が見られ,白い沈殿物が認められた.尿の一部を遠心して得られた沈渣より標本を2枚作製し,1枚をレフレルのアルカリ性メチレン青で単染色し,もう1枚をグラム染色した.写真1の左は単染色,右はグラム染色の鏡検像である.単染色では好中球の原形質内に多数の双球菌が認められ,細胞外にはごく少数見られる程度であった.グラム染色でグラム陰性双球菌と判定された.
材料の外観と塗抹検査:尿は約15ml,淡黄褐色,弱いスリガラス様の混濁が見られ,白い沈殿物が認められた.尿の一部を遠心して得られた沈渣より標本を2枚作製し,1枚をレフレルのアルカリ性メチレン青で単染色し,もう1枚をグラム染色した.写真1の左は単染色,右はグラム染色の鏡検像である.単染色では好中球の原形質内に多数の双球菌が認められ,細胞外にはごく少数見られる程度であった.グラム染色でグラム陰性双球菌と判定された.
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