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文献詳細

雑誌文献

検査と技術27巻9号

1999年08月発行

文献概要

技術講座 生化学

血清PSA測定におけるF/T比の臨床的意義

著者: 栗山学1

所属機関: 1岐阜大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.1073 - P.1076

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新しい知見
 血清PSA測定によって前立腺癌を診断する際に問題になっているのは,PSAが癌特異抗原でないため,良性前立腺疾患において軽度上昇例が存在することである.
 一方,PSAはプロテアーゼの一種であるため,大部分の血中PSAはプロテアーゼインヒビターと結合していることがわかってきた.さらに非結合型PSA(freePSA)の全PSAに占める割合は,前立腺癌症例のほうが他の良性前立腺疾患に比して低率であることも判明している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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