文献詳細
文献概要
技術講座 免疫
免疫抑制剤の血中濃度測定
著者: 猪爪信夫1 安原眞人1
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部附属病院薬剤部
ページ範囲:P.21 - P.26
文献購入ページに移動新しい知見
iv(静脈内)からpo(経口)へ
従来の生体肝移植におけるタクロリムスの投与プロトコールによると,移植直後はiv投与し,体力の回復に伴ってpo投与とすることとなっていた.しかし,iv投与による副作用を考慮し,また消化管を早期に使うことが予後に好影響することや,薬剤費が抑えられるため,最近では移植後のなるべく早い時期にpo投与に切り替えることが推奨されている.また,従来目標としていた有効血中濃度域以下でも十分な免疫抑制作用が得られることが明らかになりつつあり,最近の目標濃度は従来よりも低く設定されている.
iv(静脈内)からpo(経口)へ
従来の生体肝移植におけるタクロリムスの投与プロトコールによると,移植直後はiv投与し,体力の回復に伴ってpo投与とすることとなっていた.しかし,iv投与による副作用を考慮し,また消化管を早期に使うことが予後に好影響することや,薬剤費が抑えられるため,最近では移植後のなるべく早い時期にpo投与に切り替えることが推奨されている.また,従来目標としていた有効血中濃度域以下でも十分な免疫抑制作用が得られることが明らかになりつつあり,最近の目標濃度は従来よりも低く設定されている.
掲載誌情報