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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻10号

2000年09月発行

文献概要

技術講座 一般

尿試験紙法を用いた尿路感染症のスクリーニング

著者: 高橋ひろみ1 入木靖二1 鈴木恵1 友田美穂子1 塩谷譲司1 三宅一徳2

所属機関: 1癌研究会附属病院臨床検査第1部 2順天堂大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.1221 - P.1225

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新しい知見
 近年,省力化による効率の向上を目的として尿定性自動分析装置が一般病院検査室にも急速に普及してきた.この自動分析装置の多くは多項目試験紙を利用するため,従来,利用度が低かった尿路感染症スクリーニング検査である白血球(白血球エステラーゼ),細菌(亜硝酸塩)が,糖・蛋白・潜血などと同時に実施されるようになった.白血球および細菌試験紙は簡便なスクリーニングとしての有用性とともに,偽陽性・偽陰性による誤判定や検査効率低下の危険性をも有する.白血球および細菌試験紙の有効な利用には,診断特性の的確な把握と,尿沈渣鏡検法,細菌学的検査との連携が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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