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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻10号

2000年09月発行

文献概要

検査データを考える

全身性エリテマトーデス

著者: 熊谷俊一1 近藤信一2

所属機関: 1神戸大学医学部臨床検査医学講座 2神戸大学附属病院中央検査部

ページ範囲:P.1269 - P.1272

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はじめに
 全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus;SLE)は,若い女性に好発し,全身症状を伴う原因不明の多臓器障害性の慢性炎症性疾患である.SLEの真の原因は不明であるが,その病態形成には自己免疫機序が推定され,診断や病態の把握には,この免疫異常を知る検査が有用である1)
 本稿では,SLEの症例を提示し,①スクリーニングのための検査,②病態把握のための検査,③治療の指標や副作用のチェックのための検査,などについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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