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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻10号

2000年09月発行

文献概要

トピックス

ナトリウム利尿ペプチドANP,BNP

著者: 菅原照1

所属機関: 1京都大学医学部臨床病態医科学第2内科

ページ範囲:P.1279 - P.1283

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はじめに
 体液量・血圧調節に関係するホルモンの主なものとして,従来よりカテコールアミン,レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系,バゾプレッシンなどが知られていたが,近年,これまで内分泌臓器とは見なされていなかった心臓や血管より新しい循環調節ホノレモンが次々に発見され,それらの意義が注目されている.心臓から発見されたナトリウム利尿ベプチドソァミリーはその代表で,血管内皮から発見されたエンドセリン(endothelin;ET)や一酸化窒素(nitricoxide;NO)などとともに,新しい循環調節系としての“心血管内分泌代謝(cardiovascular endocrinology and metabolism;CVEM)”という概念ができあがった.
 本稿ではナトリウム利尿ペプチドファミリーの生理的意義について臨床的,基礎的観点から紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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