文献詳細
文献概要
絵で見る免疫学 基礎編・10 細胞の生と死・1
殺しのライセンス—CD40とCD40Lの重要性
著者: 高木淳1 玉井一2 隈寛二2
所属機関: 1ダイナボット(株)器機診断薬事業部 2隈病院
ページ範囲:P.1348 - P.1349
文献購入ページに移動体内に病原体が侵入すると,これを殺すために免疫系が作動する.免疫系,すなわち生体防御系は,“自己には傷をつけることなく,外部からの侵略者のみを狙撃せよ!”と,狙撃者に対して極めて困難な命令を下す.この難事に従事する狙撃者,すなわち細胞傷害性T細胞(cytotoxic Tlymphocytes;CTL)は,“殺しのライセンス”を持ったもののみが従事するとAntonio Lanzavecchiaが記したユニークな説を紹介する1).
掲載誌情報