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技術講座 微生物
MRSAの遺伝子型別
著者: 満田年宏1
所属機関: 1横浜市立大学医学部臨床検査部
ページ範囲:P.1405 - P.1413
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分子生物学的手法の究極は原因菌の複数の遺伝子の配列を決定し,その中で疫学マーカーとして有用な特定領域を対照群に合わせて比較検討する手法である.しかし,実際はコストと労力の面から研究用の試薬段階でとどまっている.プラスミド型別,コアグラーゼ遺伝子型別1),プロテインA(spa)遺伝子型別2,3),PCR-RAPD法4),Ribopriner法,パルスフィールドゲル電気泳動法などがこれまで登場してきた.今後は増幅断片長多型解析(amplified fragment length polymorphisms;AFLP)法などが改良され組み合わされるであろう5,6).AFLP法では100以上のバンドが検出されるため,その多型性に関する検討と自動化用の試薬・機器の開発が望まれる.
分子生物学的手法の究極は原因菌の複数の遺伝子の配列を決定し,その中で疫学マーカーとして有用な特定領域を対照群に合わせて比較検討する手法である.しかし,実際はコストと労力の面から研究用の試薬段階でとどまっている.プラスミド型別,コアグラーゼ遺伝子型別1),プロテインA(spa)遺伝子型別2,3),PCR-RAPD法4),Ribopriner法,パルスフィールドゲル電気泳動法などがこれまで登場してきた.今後は増幅断片長多型解析(amplified fragment length polymorphisms;AFLP)法などが改良され組み合わされるであろう5,6).AFLP法では100以上のバンドが検出されるため,その多型性に関する検討と自動化用の試薬・機器の開発が望まれる.
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