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技術講座 生理
呼吸機能検査の進めかた
著者: 福原俊明1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.1415 - P.1420
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呼吸機能検査の方法は現在ほぼ確立されたものであり,ここで示されている検査法は今後も継続して行われていくと予想される.今後は予防医学を重視する見地から,疾患の症状が出る前に注意信号として検出できる検査方法が開発されることが望まれる.例えば,肺気腫のような慢性閉塞性疾患は,喫煙を早期にやめれば病状の進行は阻止できるため,異常の早期発見が重要である.クロージングボリュームや,V25,V25/V50が末梢気道病変の指標になるとされているが,必ずしも喫煙量との相関がはっきりせず,さらに確実で鋭敏な方法が開発されることが望まれる.
呼吸機能検査の方法は現在ほぼ確立されたものであり,ここで示されている検査法は今後も継続して行われていくと予想される.今後は予防医学を重視する見地から,疾患の症状が出る前に注意信号として検出できる検査方法が開発されることが望まれる.例えば,肺気腫のような慢性閉塞性疾患は,喫煙を早期にやめれば病状の進行は阻止できるため,異常の早期発見が重要である.クロージングボリュームや,V25,V25/V50が末梢気道病変の指標になるとされているが,必ずしも喫煙量との相関がはっきりせず,さらに確実で鋭敏な方法が開発されることが望まれる.
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