文献詳細
文献概要
技術講座 生理
小児の聴力検査
著者: 守本倫子1 川城信子1
所属機関: 1国立小児病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.1509 - P.1513
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近年,乳幼児の聴力障害を早期に発見する必要性が提唱され,すでに米国の32州で全新生児,乳幼児に対する聴力検査が法制化され,わが国でも厚生省によって新生児に対する聴覚スクリーニングの導入が検討されている.スクリーニング方法として自動聴性脳幹反応検査(AABR)や簡易型耳音響放射検査が挙げられ,これらは新生児に対して容易に行うことができ,児の聴覚機能を他覚的,かつ非侵襲的に調べることができるという利点がある.今後さらに機能が向上し,短時間で測定できて,かつスクリーニングとして効果的な測定機器が出現すると予想される.
近年,乳幼児の聴力障害を早期に発見する必要性が提唱され,すでに米国の32州で全新生児,乳幼児に対する聴力検査が法制化され,わが国でも厚生省によって新生児に対する聴覚スクリーニングの導入が検討されている.スクリーニング方法として自動聴性脳幹反応検査(AABR)や簡易型耳音響放射検査が挙げられ,これらは新生児に対して容易に行うことができ,児の聴覚機能を他覚的,かつ非侵襲的に調べることができるという利点がある.今後さらに機能が向上し,短時間で測定できて,かつスクリーニングとして効果的な測定機器が出現すると予想される.
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