icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻13号

2000年12月発行

文献概要

検査じょうほう室 生理:心電図検査のスキルアップ

圧縮心電図の活用

著者: 土居忠文1

所属機関: 1高知医科大学附属病院検査部

ページ範囲:P.1550 - P.1551

文献購入ページに移動
はじめに
 心電図検査は簡便な検査であるが,ただ付け間違いやアーチファクトのないきれいな波形を記録すればよいというものではない.検者が検査時に的確な判断をし,状況に応じた検査をすることで,より診断の助けとなる情報を提供することができる.そのような事柄について幾つか心電図検査のスキルアップとして取り上げてみたい.
 心電図検査は,不整脈では多少長めに記録するが,通常短時間の記録(約30秒間)で終わってしまう.不整脈の診断目的で心電図検査を行うとき,通常の記録では不整脈をとらえきれないことがある.そんなとき,通常の記録を行ったのちに,圧縮心電図を記録(約3分間)すると有用なことがある.今回はルーチン検査における圧縮心電図検査の活用について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?