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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻2号

2000年02月発行

文献概要

技術講座 生化学

血糖自己測定と簡易血糖自己測定器の使いかた

著者: 牧瀬淳子1

所属機関: 1横須賀共済病院中央検査科

ページ範囲:P.121 - P.125

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新しい知見
 血糖自己測定(self-monitoring blood glucose;SMBG)は,糖尿病患者自身が血糖を測定して,自分の糖尿病のコントロール状態を把握し,医師の指導のもとに自己管理していく重要な手段である.その結果,患者自身は,①血糖値をよくするために何をすればよいかが具体的にわかる,②低血糖に気づいたり予防ができる,③自己管理への自信が生まれ,行動範囲が広がる,④合併症の進展を防ぐことかでき,糖尿病とともに生きていく勇気を持つことができる,などの効果が得られる.
 SMBGを行うにあたって,適切な簡易血糖自己測定器が必要で,患者が正しく使用し,精度よく測定値が維持されるよう指導にかかわっていくことが臨床検査技師の重要な仕事となっている.現在,血糖自己測定器は9社から機能性,操作性に優れた測定器が販売されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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