文献詳細
文献概要
臨床検査に必要な統計処理法・2
直線性の評価と試料希釈誤差補正法—従来の直線性評価法は不適切!?
著者: 細萱茂実1
所属機関: 1山梨医科大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.131 - P.134
文献購入ページに移動はじめに
直線性は,定量分析法における測定範囲全域の正確さを保証するための重要な特性である.本特性は,分析法の開発時や新規導入時などに頻繁に検討されるが,従来広く行われてきた評価法の中には,客観性に欠け,不適切といわざるをえない方法も多い.ここでは,統計学的にもその妥当性が認められるNCCLSが提示する試験法1)を紹介し,その中で具体的には明記されていない実践上重要な留意点を含めて解説する.
直線性は,定量分析法における測定範囲全域の正確さを保証するための重要な特性である.本特性は,分析法の開発時や新規導入時などに頻繁に検討されるが,従来広く行われてきた評価法の中には,客観性に欠け,不適切といわざるをえない方法も多い.ここでは,統計学的にもその妥当性が認められるNCCLSが提示する試験法1)を紹介し,その中で具体的には明記されていない実践上重要な留意点を含めて解説する.
掲載誌情報