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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻3号

2000年03月発行

文献概要

技術講座 微生物

便からのベロ毒素の検出法

著者: 内村眞佐子1

所属機関: 1千葉県衛生研究所

ページ範囲:P.231 - P.236

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新しい知見
 腸管出血性大腸菌感染症は感染症新法において3類感染症に位置付けられ,患者の届け出が義務づけられている.腸管出血性大腸菌はO157だけではなく,その血清型は多様化の傾向が見られる.それに伴い,従来のO157を対象とした検査法に代わって,ベロ毒素検出によりすべての腸管出血性大腸菌をスクリーニングする試みがなされている.また,O157検出用簡易同定キットと同様の検出システムを持つベロ毒素検出用イムノクロマト系キットの商品も発売されはじめ,簡便で迅速なベロ毒素検出法の発展に期待が持てる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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