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技術講座 微生物
便からのベロ毒素の検出法
著者: 内村眞佐子1
所属機関: 1千葉県衛生研究所
ページ範囲:P.231 - P.236
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腸管出血性大腸菌感染症は感染症新法において3類感染症に位置付けられ,患者の届け出が義務づけられている.腸管出血性大腸菌はO157だけではなく,その血清型は多様化の傾向が見られる.それに伴い,従来のO157を対象とした検査法に代わって,ベロ毒素検出によりすべての腸管出血性大腸菌をスクリーニングする試みがなされている.また,O157検出用簡易同定キットと同様の検出システムを持つベロ毒素検出用イムノクロマト系キットの商品も発売されはじめ,簡便で迅速なベロ毒素検出法の発展に期待が持てる.
腸管出血性大腸菌感染症は感染症新法において3類感染症に位置付けられ,患者の届け出が義務づけられている.腸管出血性大腸菌はO157だけではなく,その血清型は多様化の傾向が見られる.それに伴い,従来のO157を対象とした検査法に代わって,ベロ毒素検出によりすべての腸管出血性大腸菌をスクリーニングする試みがなされている.また,O157検出用簡易同定キットと同様の検出システムを持つベロ毒素検出用イムノクロマト系キットの商品も発売されはじめ,簡便で迅速なベロ毒素検出法の発展に期待が持てる.
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