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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻3号

2000年03月発行

文献概要

技術講座 一般

UF-100を用いた尿中有形成分分析

著者: 松田ふき子1 松田儀一1 奥山理1 登勉2

所属機関: 1三重大学医学部附属病院中央検査部 2三重大学医学部臨床検査医学講座

ページ範囲:P.245 - P.251

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新しい知見
 尿沈渣は日常検査として欠かすことのできない検査である.尿沈渣検査では数多くの検体を迅速に処理する必要があり,多大な労力が払われている.近年,日本臨床検査標準協議会(JCCLS)から「尿沈渣検査法指針提案GP1-P2」が示され,尿沈渣検査が標準化されることにより,いっそう臨床的意義の高いものとなった.
 そして尿沈渣は,これまで困難と思われてきた自動化という変革の時期を迎えた,UF-100は,尿を遠心操作せずに原尿のまま分析することから,尿沈渣ではなく尿中有形成分分析装置とされている.UF-100による測定は迅速で大量処理ができるだけでなく,定量検査であり,また機器の持ついくつかの機能により臨床的に役だつ新しい情報が得られる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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