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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻4号

2000年04月発行

文献概要

Laboratory Practice 病理 細胞像からここまでわかる

子宮頸部(1) 正常組織・細胞

著者: 都竹正文1 手島英雄2

所属機関: 1癌研究会附属病院細胞診断部 2癌研究会附属病院婦人科

ページ範囲:P.368 - P.369

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子宮腟部のコルポ像(図2)
 コルポスコープ(子宮腟部拡大鏡,図1)を用いた正常子宮腟部像である.肉眼的に中心部は赤く見え(矢印①),外側は白く見える(矢印②).赤く見える部分を子宮腟部ビランと表現するが,粘膜が欠損する“真のビラン”ではなく,1層の高円柱上皮で被覆されているためにビラン様に赤く見える“偽ビラン”である.
 外側は重層扁平上皮で構成されるために白く見える.両者の境界部分を移行帯(transformation zone)と呼び,扁平上皮化生(squamous metaplasia)が生ずる部分である(矢印③).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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