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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻4号

2000年04月発行

文献概要

けんさ質問箱

Q 末梢血液像で好酸球高値の場合のアルカリホスファターゼ染色

著者: 桑島実1 T.I.

所属機関: 1香川県立中央病院臨床検査部

ページ範囲:P.382 - P.383

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26歳,女性.白血球数15,000/μ1,LDH713IU/l,ヘモグロビン11.0g/dl,血小板数22万/μ1で,好中球アルカリホスファターゼ染色のオーダーがありました.しかし,血液像で好酸球が57%と増加しており(分葉核球17%,リンパ球22.0%,単球3%,好塩基球0.5%),アルカリホスファターゼ染色で好酸球と好中球の区別がつきません.桿状核球と分葉核球(アルカリホスファターゼ陰性の)を全部カウントし,好酸球と好中球の比率から補正してデータとしましたが,NAPスコア101,陽性率51%と低値を示しました.このような方法でいいのでしょうか.好中球が低値の場合はアルカリホスファターゼ染色の目的から考えると,この検査を行う意義はないのでしょうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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