文献詳細
文献概要
検査じょうほう室 輸血:輸血検査と血液型の謎
血液型の抗原活性に影響を及ぼす因子
著者: 永尾暢夫1
所属機関: 1大阪府赤十字血液センター製剤部
ページ範囲:P.386 - P.387
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LandsteinerがABO血液型を発見して以来,血液型の判定には既知の抗体と被検血球を反応させる血清学的方法が広く用いられてきた.その方法で調べる血液型の抗原活性は,同じロットの抗体を用いても,被検者により異なることがある.その原因には,遺伝子の量効果(dosage effects)と位置効果(position effects),あるいは被検者の年齢などが考えられている.
LandsteinerがABO血液型を発見して以来,血液型の判定には既知の抗体と被検血球を反応させる血清学的方法が広く用いられてきた.その方法で調べる血液型の抗原活性は,同じロットの抗体を用いても,被検者により異なることがある.その原因には,遺伝子の量効果(dosage effects)と位置効果(position effects),あるいは被検者の年齢などが考えられている.
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