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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻5号

2000年05月発行

文献概要

技術講座 病理

マクロ臓器撮影

著者: 上久廣昭1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学映像情報課

ページ範囲:P.429 - P.437

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新しい知見
 フィルムからデジタルへ
 民生用デジタルカメラの普及により,デジタルカメラの画素数も多くなり,画質もかなり向上したことから,最近はマクロ臓器撮影も従来のカラーフィルムでの撮影ではなく,デジタルカメラで撮影する施設も増えてきた.材料の節約(フィルムが要らない)や撮影したものがその場で確認できるなど,いくつかのメリットから,これからますますデジタル化が進むと思われる.
 しかしながら,デジタル撮影をする場舎には,色の再現,保存性などで問題点もある.臓器の色が正しく再現されているかどうかは,フィルムの場合には肉眼で判断可能であるが,デジタル撮影の場合にはパソコンモニターかプリントアウトしたもので判断することになる.当然ながら,モニターの発色はメーカーや機種の違いにより微妙に違いがあり,どれが正しく色を再現しているか迷うことがある.プリンターにしても同様である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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