文献詳細
検査じょうほう室 輸血:輸血検査と血液型の謎
文献概要
はじめに
Rh系の血液型は,45の抗原が国際輸血学会の赤血球型の用語委員会で公認されている.その中で最も重要な抗原はDで,わが国では陽性,Du,partial D,Delの4通り,英国のDaniels1)は陽性,weak D(Du),partial D,partial weakD,elevated Dの5通りにそれぞれ分けている.このような分類は,単に学問的意味あいのみならず,抗Dの産生を阻止し,輸血副作用ならびに母児不適合妊娠の回避という臨床上の意義も併せもっている.
Duとpartial Dについてはいずれも抗Dの産生と母児不適合妊娠例の報告2〜4)がある.
Rh系の血液型は,45の抗原が国際輸血学会の赤血球型の用語委員会で公認されている.その中で最も重要な抗原はDで,わが国では陽性,Du,partial D,Delの4通り,英国のDaniels1)は陽性,weak D(Du),partial D,partial weakD,elevated Dの5通りにそれぞれ分けている.このような分類は,単に学問的意味あいのみならず,抗Dの産生を阻止し,輸血副作用ならびに母児不適合妊娠の回避という臨床上の意義も併せもっている.
Duとpartial Dについてはいずれも抗Dの産生と母児不適合妊娠例の報告2〜4)がある.
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