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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻5号

2000年05月発行

文献概要

検査じょうほう室 輸血:輸血検査と血液型の謎

Rh血液型

著者: 永尾暢夫1

所属機関: 1大阪府赤十字血液センター製剤部

ページ範囲:P.484 - P.485

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はじめに
 Rh系の血液型は,45の抗原が国際輸血学会の赤血球型の用語委員会で公認されている.その中で最も重要な抗原はDで,わが国では陽性,Du,partial D,Delの4通り,英国のDaniels1)は陽性,weak D(Du),partial D,partial weakD,elevated Dの5通りにそれぞれ分けている.このような分類は,単に学問的意味あいのみならず,抗Dの産生を阻止し,輸血副作用ならびに母児不適合妊娠の回避という臨床上の意義も併せもっている.
 Duとpartial Dについてはいずれも抗Dの産生と母児不適合妊娠例の報告2〜4)がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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