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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻5号

2000年05月発行

文献概要

Laboratory Practice 生化学 精査と治療に生かす検査データ

甲状腺機能亢進症

著者: 清水多恵子1

所属機関: 1虎の門病院検体検査部

ページ範囲:P.490 - P.491

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はじめに
 甲状腺がそのホルモンを過剰に分泌している状態を甲状腺機能亢進症という.この定義からは甲状腺組織が破壊されて甲状腺ホルモンが血液中に流出したために起こる甲状腺ホルモンの上昇や甲状腺製剤過剰服用で起こる甲状腺中毒症状は,甲状腺機能亢進症と厳密には区別される.しかし,それらの甲状腺中毒症は甲状腺機能亢進症の鑑別診断に大切であり,甲状腺機能亢進症の原因として表1にまとめた.甲状腺機能亢進症を起こす原因として最も頻度が高いのはバセドウ病である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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