文献詳細
Laboratory Practice 生化学 精査と治療に生かす検査データ
文献概要
はじめに
甲状腺がそのホルモンを過剰に分泌している状態を甲状腺機能亢進症という.この定義からは甲状腺組織が破壊されて甲状腺ホルモンが血液中に流出したために起こる甲状腺ホルモンの上昇や甲状腺製剤過剰服用で起こる甲状腺中毒症状は,甲状腺機能亢進症と厳密には区別される.しかし,それらの甲状腺中毒症は甲状腺機能亢進症の鑑別診断に大切であり,甲状腺機能亢進症の原因として表1にまとめた.甲状腺機能亢進症を起こす原因として最も頻度が高いのはバセドウ病である.
甲状腺がそのホルモンを過剰に分泌している状態を甲状腺機能亢進症という.この定義からは甲状腺組織が破壊されて甲状腺ホルモンが血液中に流出したために起こる甲状腺ホルモンの上昇や甲状腺製剤過剰服用で起こる甲状腺中毒症状は,甲状腺機能亢進症と厳密には区別される.しかし,それらの甲状腺中毒症は甲状腺機能亢進症の鑑別診断に大切であり,甲状腺機能亢進症の原因として表1にまとめた.甲状腺機能亢進症を起こす原因として最も頻度が高いのはバセドウ病である.
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