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肝癌マーカーの感度と特異性
著者: 青柳豊1
所属機関: 1新潟大学医学部第3内科
ページ範囲:P.509 - P.512
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わが国での肝細胞癌(hepatocellular carcinoma;HCC)による死亡者数は年間30,000人を超えており,その90%以上がC型を主とするウイルス性肝硬変(liver-cirrhosis;LC)を発生母地としている.現在,慢性肝疾患を対象にHCCの早期診断を目的として腫瘍マーカーの定期的測定が行われている.
本稿では,HCCの腫瘍マーカーとして広く用いられているアルファフェトプロテイン(α-fetoprotein;AFP)ならびにPIVKA-II(protein induced by vitamin K absence or antagonist-II)のHCC診断能について概説する.
わが国での肝細胞癌(hepatocellular carcinoma;HCC)による死亡者数は年間30,000人を超えており,その90%以上がC型を主とするウイルス性肝硬変(liver-cirrhosis;LC)を発生母地としている.現在,慢性肝疾患を対象にHCCの早期診断を目的として腫瘍マーカーの定期的測定が行われている.
本稿では,HCCの腫瘍マーカーとして広く用いられているアルファフェトプロテイン(α-fetoprotein;AFP)ならびにPIVKA-II(protein induced by vitamin K absence or antagonist-II)のHCC診断能について概説する.
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