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臨床検査に必要な統計処理法・6
測定誤差の分類と測定値の統計学的扱い—測定誤差を適正に評価し制御するために
著者: 細萱茂実1
所属機関: 1山梨医科大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.559 - P.562
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施設内精度管理(IQC)や施設問精度評価(EQA)の目的は,管理試料や患者検体の測定値から分析法の状態を推測し,無視できない測定誤差を制御することである.また,分析法の精密さ・正確さ評価の目的は,同様の測定値から信頼性に関する性能を客観的に知ることである.両者とも具体的な対象は目的成分の測定に伴う誤差であり,計測論の立場から測定誤差の概念を明確にしておくことが重要となる.ここでは,定量検査における測定誤差と誤差要因を分類し,精度管理や性能評価を実践するうえで基本となる統計的な考えかたを整理する.
施設内精度管理(IQC)や施設問精度評価(EQA)の目的は,管理試料や患者検体の測定値から分析法の状態を推測し,無視できない測定誤差を制御することである.また,分析法の精密さ・正確さ評価の目的は,同様の測定値から信頼性に関する性能を客観的に知ることである.両者とも具体的な対象は目的成分の測定に伴う誤差であり,計測論の立場から測定誤差の概念を明確にしておくことが重要となる.ここでは,定量検査における測定誤差と誤差要因を分類し,精度管理や性能評価を実践するうえで基本となる統計的な考えかたを整理する.
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