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ミニ辞典
パッペンハイマー小体
著者: 荒井智子1
所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.650 - P.650
文献購入ページに移動■形態学的特徴
パッペンハイマー小体とは,赤血球や有核赤血球中に見られる封入体の一種で,普通染色では紫青色に染まる顆粒である.
鉄過剰供給状態のとき,ジデロソームが有核赤血球内の細胞質内に増加し,ミトコンドリアにも沈着する.このジデロソームや鉄を含むミトコンドリアが成熟赤血球内に移行し,細胞質の辺縁に偏って顆粒の群塊をつくる.顆粒は1個以上,しばしば2〜5個の塊として密集し,直径は0.3〜2μmである.
パッペンハイマー小体とは,赤血球や有核赤血球中に見られる封入体の一種で,普通染色では紫青色に染まる顆粒である.
鉄過剰供給状態のとき,ジデロソームが有核赤血球内の細胞質内に増加し,ミトコンドリアにも沈着する.このジデロソームや鉄を含むミトコンドリアが成熟赤血球内に移行し,細胞質の辺縁に偏って顆粒の群塊をつくる.顆粒は1個以上,しばしば2〜5個の塊として密集し,直径は0.3〜2μmである.
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