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増刊号 血液検査実践マニュアル Part 1 総論 1.血液学の基礎知識
3)凝固・線溶因子とその調節機構 d)血小板の機能
著者: 安藤泰彦1
所属機関: 1東海大学医学部臨床病理学教室
ページ範囲:P.660 - P.660
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血管が損傷されると,血小板は損傷箇所の内皮下組織に接着,伸展し,粘着する.粘着によって,血小板は活性化されて各種物質を放出する.放出された血小板凝集惹起物質の作用により周辺の血小板が活性化されて,血小板が互いに凝集し,血小板血栓を作り,失血を防ぐ.血小板の3大機能,粘着,放出,凝集の機能発揮には,複数の活性化因子,接着因子,それらの受容体,血小板内部の複雑なシグナル伝達機構が関与している.
血管が損傷されると,血小板は損傷箇所の内皮下組織に接着,伸展し,粘着する.粘着によって,血小板は活性化されて各種物質を放出する.放出された血小板凝集惹起物質の作用により周辺の血小板が活性化されて,血小板が互いに凝集し,血小板血栓を作り,失血を防ぐ.血小板の3大機能,粘着,放出,凝集の機能発揮には,複数の活性化因子,接着因子,それらの受容体,血小板内部の複雑なシグナル伝達機構が関与している.
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