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増刊号 血液検査実践マニュアル Part 1 総論 1.血液学の基礎知識
3)凝固・線溶因子とその調節機構 e)血管内皮の機能
著者: 高木明1 小嶋哲人1
所属機関: 1名古屋大学医学部保健学科
ページ範囲:P.661 - P.662
文献購入ページに移動血管内皮細胞は,血管内腔を覆い血漿成分の血管周囲組織への漏出を防ぐバリアと考えられていた1層の細胞である.しかし,最近では血圧の調節,血液凝固・線溶の調節,炎症反応の調節などに関与する多機能細胞であることが明らかとなってきた.本稿では,血管内皮細胞の産生するさまざまな生理活性物質(表)を通して,血管内皮細胞の役割のうち血液凝固・線溶調節機能を中心に概説する.
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