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増刊号 血液検査実践マニュアル Part 3 血球形態検査 1.末梢血検査
1)検査の目的と意義
著者: 亀井喜恵子1
所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部血液検査室
ページ範囲:P.728 - P.729
文献購入ページに移動はじめに
血液像検査は血液検査の基本的な検査法の1つである.血液細胞(赤血球・白血球・血小板)は主に骨髄で造られ,分化・成熟し,成熟球が各々複雑な機能を果たしつつ体内を循環する.わずか数μlの血液をスライドグラスに塗抹・染色し,顕微鏡下で個々の血球形態を観察することによって,造血器および生体内からの種々の情報を得ることができる.血球の数に異常がある場合はもちろんのこと,数に異常がない場合でも,血液疾患を含むある種の疾患の診断や予後の判定に結びつく重要な手がかりを早期に発見できることが多い.
血液像検査は血液検査の基本的な検査法の1つである.血液細胞(赤血球・白血球・血小板)は主に骨髄で造られ,分化・成熟し,成熟球が各々複雑な機能を果たしつつ体内を循環する.わずか数μlの血液をスライドグラスに塗抹・染色し,顕微鏡下で個々の血球形態を観察することによって,造血器および生体内からの種々の情報を得ることができる.血球の数に異常がある場合はもちろんのこと,数に異常がない場合でも,血液疾患を含むある種の疾患の診断や予後の判定に結びつく重要な手がかりを早期に発見できることが多い.
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