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増刊号 血液検査実践マニュアル Part 3 血球形態検査 1.末梢血検査
2)塗抹標本の作製
著者: 亀井喜恵子1
所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部血液検査室
ページ範囲:P.730 - P.730
文献購入ページに移動はじめに
血液塗抹標本の作製要点は個々の血液細胞が観察しやすいことや均一な分布であることなど,試料中の血球形態性状が的確に反映されることである.現在広く使用されている塗抹標本の種類は約3種類ある.1つは最も多く使用されているウエッジ標本であり,もう1つは2枚のスライドグラスの間に血液を挟み左右に引き離す圧坐伸展標本(骨髄像検査によく使用される),さらに自動分析器に多く使用されている遠心法によるスピナー標本である.各々一長一短があるが,ここではウエッジ標本の作製を中心に述べていくことにする.
血液塗抹標本の作製要点は個々の血液細胞が観察しやすいことや均一な分布であることなど,試料中の血球形態性状が的確に反映されることである.現在広く使用されている塗抹標本の種類は約3種類ある.1つは最も多く使用されているウエッジ標本であり,もう1つは2枚のスライドグラスの間に血液を挟み左右に引き離す圧坐伸展標本(骨髄像検査によく使用される),さらに自動分析器に多く使用されている遠心法によるスピナー標本である.各々一長一短があるが,ここではウエッジ標本の作製を中心に述べていくことにする.
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