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増刊号 血液検査実践マニュアル Part 3 血球形態検査 2.骨髄穿刺検査
1)検査の目的と意義
著者: 佐藤尚武1
所属機関: 1順天堂大学医学部臨床病理学教室
ページ範囲:P.759 - P.760
文献購入ページに移動はじめに
骨髄(bone marrow)は出生後はほとんど唯一の造血組織であり,造血の状態やそこに生じた変化を調べる場合は骨髄検査が必要となる.したがって,骨髄穿刺検査の主な対象疾患は,造血器の異常をきたす血液疾患である.なお,骨髄穿刺液を用いて行う検査には,形態検査のほかに血球抗原検索(immunophenotyping)や,染色体・遺伝子検査,コロニー形成能を調べる検査などがある.このうち,本稿では血液細胞の形態検査について述べる.他の検査に関してはPart 6〜8の関連項目を参照されたい.
骨髄(bone marrow)は出生後はほとんど唯一の造血組織であり,造血の状態やそこに生じた変化を調べる場合は骨髄検査が必要となる.したがって,骨髄穿刺検査の主な対象疾患は,造血器の異常をきたす血液疾患である.なお,骨髄穿刺液を用いて行う検査には,形態検査のほかに血球抗原検索(immunophenotyping)や,染色体・遺伝子検査,コロニー形成能を調べる検査などがある.このうち,本稿では血液細胞の形態検査について述べる.他の検査に関してはPart 6〜8の関連項目を参照されたい.
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