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増刊号 血液検査実践マニュアル Part 3 血球形態検査 3.FAB分類
3)L1〜L3
著者: 阿南建一1
所属機関: 1国立都城病院研究検査科
ページ範囲:P.778 - P.779
文献購入ページに移動ALLの病型と診断へのプロセス1,3,4)
ALLの診断は,芽球のMPO染色陰性が必要条件となるが,AML-M0,M5a,M7を否定することが要求される.形態学的にFAB分類では,L1,L2,L3の3つに分けられるが,免疫学的,細胞遺伝学的なMIC分類では,early B-precursor-ALL,common ALL,pre B-ALL,B-cell ALLの4つに分けられる.L1とL2については,客観性をもたせるためにスコアリング・システムが導入されている(表).リンパ芽球の起源を知るうえからもMIC分類2)は有効となるので参考までに紹介する.
ALLの診断は,芽球のMPO染色陰性が必要条件となるが,AML-M0,M5a,M7を否定することが要求される.形態学的にFAB分類では,L1,L2,L3の3つに分けられるが,免疫学的,細胞遺伝学的なMIC分類では,early B-precursor-ALL,common ALL,pre B-ALL,B-cell ALLの4つに分けられる.L1とL2については,客観性をもたせるためにスコアリング・システムが導入されている(表).リンパ芽球の起源を知るうえからもMIC分類2)は有効となるので参考までに紹介する.
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