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文献詳細

雑誌文献

検査と技術28巻7号

2000年06月発行

文献概要

ミニ辞典

脂肪細胞

著者: 東克巳1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.779 - P.779

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■形態学的特徴
 脂肪細胞は骨髄塗抹標本に見られ,骨髄巨核球に次いで大型の細胞である.直径は100μmくらいで,核は通常,中央部に円形あるいは類円形として見られ,核クロマチンは粗剛で核小体は見られない.大型な細胞で,異常にN/Cが小さいので,そのような目で探してもすぐに見つけられる細胞である.細胞質には脂肪が含まれているが,標本では染色作業中に溶け出してしまうため皺(ヒダ状)が見らられることがある.それ以外は細胞質に顆粒や封入体は見られない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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