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ミニ辞典
脂肪細胞
著者: 東克巳1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.779 - P.779
文献購入ページに移動■形態学的特徴
脂肪細胞は骨髄塗抹標本に見られ,骨髄巨核球に次いで大型の細胞である.直径は100μmくらいで,核は通常,中央部に円形あるいは類円形として見られ,核クロマチンは粗剛で核小体は見られない.大型な細胞で,異常にN/Cが小さいので,そのような目で探してもすぐに見つけられる細胞である.細胞質には脂肪が含まれているが,標本では染色作業中に溶け出してしまうため皺(ヒダ状)が見らられることがある.それ以外は細胞質に顆粒や封入体は見られない.
脂肪細胞は骨髄塗抹標本に見られ,骨髄巨核球に次いで大型の細胞である.直径は100μmくらいで,核は通常,中央部に円形あるいは類円形として見られ,核クロマチンは粗剛で核小体は見られない.大型な細胞で,異常にN/Cが小さいので,そのような目で探してもすぐに見つけられる細胞である.細胞質には脂肪が含まれているが,標本では染色作業中に溶け出してしまうため皺(ヒダ状)が見らられることがある.それ以外は細胞質に顆粒や封入体は見られない.
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